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- 経済・社会・文化
書評 『ルネッサンス夜話 近代の黎明に生きた人びと』 高階 秀爾 ①
高階秀爾先生の本については、このブログでも『想像力と幻想』、『バロックの光と闇』、『フランス絵画史』など度々紹介してきた。一応専門は、近代西洋美術史となっているが、ルネッサンスやバロック美術についての名著も多いし、『日本近代美術史論』や... - 経済・社会・文化
書評 『西洋美術史を解体する』 白川 昌生
白川昌生さんは、以前、著書『美術・市場・通貨』を読んだが、美術史家の中でも、アートと社会との繋がりを重視する論説に、興味を惹かれた。この『西洋美術史を解体する』は、美術史もまた社会の制度の中で組み立てられたものであり、ヨーロッパ」近代に... - 経済・社会・文化
書評 『ヴェネツィアのパトロネージ』 ローナ・ゴッフェン
イタリア・ルネサンス美術の大家であるローナ・ゴッフェンの処女作で、副題は「ベッリーニ、ティツィアーノの絵画とフランチェスコ修道会」。ヴェネツィアのサンタ・マリア・グロリオーザ・デ・フラーリ聖堂、及びその聖堂に掲げられているベッリーニの【... - 経済・社会・文化
書評 『サピエンス全史』 ユヴァル・ノア・ハラリ ②
本をお得に読む方法 先史(著者が嫌っているにも関わらず便利なのでこの言葉を使わせてもらうが)のサピエンス史について興味深い視点を提供してくれる前半部分に比べ、有史以降の歴史については、さほど本書に目新しい部分はないように思う。 主に思想宗... - 経済・社会・文化
書評 『カフェハウスの文化史』 ヴォルフガング・ユンガー
「編集的文化が発生する場」としてのクラブ、サロン、カフェについて細々と勉強しております。。。カフェについての本は、邦訳で読めるものは限られるので、こちらの関西大学出版のマニアックな本をセレクト。ドイツ人著者により1955年に上梓されたものを...